高齢化社会の昨今、土地をめぐる問題が頻発しつつあります。地方の方に訪れると使われていない畑や、手の入れられてない更地を目にすることがあります。これらはその場所の所有権をどうするか考えが保留されていて、自然と手付かずになっているというケースが少なくないです。地方は人口も年々減少の傾向があり、都市部や一部地域を除いて殆どの地域が若者の人口流出問題に悩まされています。
本来なら上記にある畑や更地を農業に使ったり、事業を起こす際の拠点にしたりと、その地域を活性化させるために有効活用されるのが理想です。しかし現実はそうはなっていかず、仕事が地方にないことから、多くの若者が都市部へ流出するのが現実です。そこで使い手のいない土地の相続問題に発展していくというのが、昨今の日本の一つの流れです。相続問題は親族間でもトラブルに発展することが多く、問題が起きやすいので話し合いが大変です。
特に相続する際の書類や手続きの複雑さはかなりややこしいものがあります。疎遠になっている親族でも土地所有者との間柄が近い場合は、そちらの方が権利獲得に有利などという話は、問題をややこしくさせるだけの可能性が高いですし、厄介な問題でしょう。